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EVENT 2025.07.02

キルギス共和国からの留学生のAiperi Asanbek kyzyさんが、大阪・関西万博で現在キルギス共和国で進行中の国際的な共同研究について発表しました。

キルギス共和国出身で東京科学大学大学院博士課程に在籍するAiperi Asanbek kyzyさんが、大阪・関西万博に参加しました。彼女はJICAプログラムの修了生として招かれ、現在キルギス共和国で進行中の国際的な共同研究を通じたキルギス共和の大気質と公衆衛生の改善に取り組んでいることについて発表しました。

講演では、東京科学大学、オシュ国立大学、その他キルギス共和国と日本からの大学や政府機関の共同イニシアチブである、キルギス共和国初のSATREPSプロジェクトを紹介しました。このプロジェクトは、キルギス共和国の大気質モニタリングシステムの改善と、大気汚染が健康や経済にどのような影響を及ぼすかの研究に重点を置いています。また、Aiperi Asanbek kyzyさんは、オシュ国立大学に本プロジェクトにより設立予定の「大気汚染研究機関間共同研究センター(IRCAPS)」についても紹介しました。IRCAPSは、地域の研究者の能力を高め、大気汚染と健康に関する研究を支援する地域拠点となることを目指しています。

また、今回の訪問の一環として、グルジア、アルメニア、アゼルバイジャン、カザフスタン、タジキスタン、モンゴルなどのJICA修了生とのネットワークを構築するため、大阪・関西万博と並行して開催されたJICA世界同窓会会議にも参加しました。この会議では、意見交換、経験の共有、共通の開発課題に対する今後の地域協力を模索する貴重な機会となりました。